
こんにちは。大塚ゼミ卒業生の井田です。
卒業後は、自身が代表を務める法人を通じて不動産管理や資産運用の仕事をしています。
昨年はその本業とは別に、特任講師として登録養成課程の診断実習のサポートをさせていただく機会に恵まれました。今回はそんな私の卒業後一年目を振り返ります。
法政大学イノベーション・マネジメント研究科中小企業診断士養成課程は、1年間でMBAと中小企業診断士登録養成課程を修了するカリキュラムです。その中でも後者のハイライトとも言えるのが、診断先企業に実地で赴き経営環境分析や戦略提言等を行う経営診断実習です。1社につき4~5週間、卒業までの1年間で各自5社ずつ参画します。
在学中は大変な思いをしながら寝る間を惜しんで取り組んだものですが、卒業後の経営相談業務においてもその時の経験は大いに役立っています。
しかし、一年間の経験で少しは慣れたとはいえ、実習を指導する立場となると話はまた別。そこで、10月下旬から始まる実習に備えて、春先には合宿形式のインストラクター研修を受講しました。中小企業大学校での研修には法政大学以外の養成課程出身の方も多数受講されていたため、講義以外でも学ぶことがたくさんありました。教育機関によって校風やカリキュラムって意外と違いがあるものなんですね。
中小企業診断士に求められる役割として、近年「伴走支援」という言葉がよく用いられますが、診断実習の特任講師に求められる役割は「伴走支援の伴走支援」という表現がピッタリかも知れません。私の場合、思いついたアイデアをすぐ口にしてしまうところがあるため、実習期間中はその衝動を抑えて班内の議論を活性化させることを心掛けるようにしました。
班員達からの提言自体は診断先企業様にご満足いただけたようですので、少しはその役に立てたのであれば嬉しいです。 そうそう、卒業後一年目は、プロジェクト(卒業研究)の延長戦という形で、大塚ゼミ公認の法政ビジネスゲームラボ長としても活動しましたよ。その話は、いずれまた。
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